
写真のガラスは日本板硝子の真空ガラス スペーシアです。今回はこの特殊なガラスについて説明します。
写真を見るとガラスに
黒い点があるのがわかりますよね。これはマイクロスペーサーと言うもので約20ミリ間隔縦横に整列しています。

2枚のガラスの間が真空のためガラス同士がくっつこうとするのを、マイクロスペーサーが挟まっていることで0.2ミリの真空層を保持します。問題は
マイクロスペーサーは挟まっているだけなので、
もし何らかの原因で真空層に空気が入ってしまうとマイクロスペーサーが落下してしまいます。そうなると真空状態ではなくなるので、本来の断熱性能も発揮できません。真空層に空気が入ることはそうそうないですし、マイクロスペーサーも簡単にはズレたり落下することはありませんが真空ガラスは高価で取扱がとてもシビアなガラスです。
原則ウインドウフィルムを貼らないで使用してください。真空ガラスは製造日から10年間は保証があり、安心してご使用できますが、フィルムを貼ると不当な改造扱いになりますので、ガラスの初期不良や施工不良が発生してもメーカーから交換対応してもらえなくなります。
それでも安全対策の為に防犯フィルムや飛散防止フィルム・紫外線関連の病気でUVカットのフィルムを貼りたいというお客様はいらっしゃいます。
当店としてはリスクが高すぎて施工保証はできません。そのことをご理解の上、了承していただかないと施工はできません。申し訳ございません。あと真空ガラスはガラス面にある保護キャップがあります。性能を維持するための部品ですので、故意に壊したり外したりしないでください。もし何らかの原因で自然に外れた場合は速やかに取扱店にご相談ください。
しかしガラスメーカーは多機能ガラスの優れた機能を説明するだけで、デメリット(耐用年数や取扱がシビアな事)について説明しないのはどうかと思います。