(・Д・)ノ防災フィルムについて何回かに分けて記事にしていきます。
ウインドウフィルム工業会の話では、今までは1級と2級の違いが殆どなかったのが、今後は差別化していくということで1級技能士のみ防災フィルム施工者になれる。
なので2級技能士は防災フィルム施工者になれません。
( ̄へ ̄|||) ただ防災フィルムは現段階では施工できる物件が少ないでしょう。理由は防災フィルム施工の下記条件です。
2021年現在
フロートガラス 6mm厚
弾性シーリング材構法のみ
(フィルム施工後にサッシ・ガラスを一体化するように4周にシーリング材を増し打ちする)
※ビードやグレチャン等のグレイジングガスケット方式へは施工できません
シーリングのかかり代 ガラスエッジスペース1~2mm フィルム8mm以上(10mm以上)
サッシとガラス間のシール巾 12mm以上推奨(最小6mm)
使用シーリング材 ダウ・東レ社製 SE960(工業会推奨製品)
他にも強風域区分・開口部設置高10m以下・10m超等あるので、そのへんの詳しい話はまたの機会にして、そもそも1戸建ての多くはガラスの厚みが3mm(網入りなら6.8mm)・グレイジングガスケット方式ですから防災フィルムの条件を満たしません。
マンションの多くは弾性シーリング材構法ですがガラスがFL6というのは、あまり無いと思うのですが・・・
ウインドウフィルム工業会は今後ガラスの厚みや種類を増やすため実験していくと言っていたので今後に期待しましょう。ただ現状予算が限られているので、すぐにはできなそう。
次回は防災フィルムの標準施工仕様についてもう少し詳しく書きたいと思います