施工液(水溶液)について(1)

フィルム施工の前に用意するのが施工液(水溶液)ですが、水に中性洗剤を入れるだけです。
でも一般の人達は中性洗剤=汚れを落とす物と思っているので、なぜ施工液に中性洗剤?となります。

今回は中性洗剤を使う理由を説明します。

中性洗剤の成分を見ると界面活性剤とまず記載してあります。
界面活性剤の 「 界面 」 とは物と物の境目という意味です。

界面の変化の一つに、表面張力の低下があります。 表面張力というのは、水滴が丸まろうとする力を、界面の面積をできるだけ小さくしようとする力のことで、表面張力が低下すると、水滴が丸まらずに広がり、ガラスが濡れやすくなります。

水をガラスに吹きつける
水を吹きつけても、ガラス表面で水玉になってしまいます。

中性洗剤入りの水を吹きつける
中性洗剤を入れた水を吹きつけ後。水玉にならずに、ガラス表面がしっかり濡れています。この状態がフィルムを貼るのに適しています。

施工液に中性洗剤を入れるのは、界面活性剤によって水の表面張力を低下させガラスが濡れやすくする為です。

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